CSVエディターを探しているけどおすすめはなに?
軽いCSVエディターを探している・・・このエディターで使える文字コードは?・・・大容量のCSVファイルを扱えるCSVエディターはどれ?
あらゆる角度から本当におすすめできるCSVエディターをランキング形式で紹介しています。
CSVエディターって何故必要?
この記事を読んでいる人は少なからずCSVエディターの存在を知っていると思いますが、そもそもなぜCSVエディターが必要なのでしょうか?
Excelが使えるなら勿論Excelでもcsvデータは編集できることが出来ます。
Excelが入っていなくてもWPS Spreadsheets等の表計算ソフトさえあれば大体のものがcsvファイルを扱うことが出来るでしょう。
ですが、筆者自身はこれらのソフトでcsvファイルを扱う事をあまりおすすめしていません。
そもそもcsvの最大のメリットは余計な情報が一切入っていない分、軽量かつ高速で大容量のデータを取り扱うことが出来る点です。
だったらエディターも軽量かつ高速で動作するソフトを選択したほうが理にかなってるのではないでしょうか?
言ってしまえば簡単なメモを取るときにOSに備え付けのメモ帳を使う事はあっても、わざわざVScodeを立ち上げてメモを取ることはしないでしょう。
CSVエディターはcsvファイルを扱う為に存在している専用のエディターです。その為、ExcelやWPS Spreadsheetsよりも軽くて高速にcsvファイルを処理できるのです。
CSVエディターおすすめランキングTOP10
おすすめのCSVエディターをランキング形式で紹介致します。
評価方法は【エディターのサイズ】【メモリにかかる負荷】【Shift_JIS(ANSI)、UTF-8の文字コードの2万行のデータをスムーズに扱えるか】【UI】【操作感】
以上の5点を主に重視しています。
同率1位:表次郎
同率1位:Cassava Editor
3位:CSVイディー(CSVED)
4位:SmoothCSV
5位:CEditor
6位:CSV Buddy
7位:Kuto Csv Editor
8位:SmCsvEdit
9位:CsvGridEd
10位:DMcsvEditor
超おすすめCSVエディター2選
結論として、これからCSVエディターを使うなら『表次郎』『Cassava Editor』がダントツにおすすめです。
色分けやオブジェクト等で見た目を変更し複数人で共同作業をする際に得におすすめできるのが表次郎です。
表次郎はマクロ等を扱える高機能なCSVエディターです。
背景色やフォントの色を変更できるのが最大の特徴です。
色分けのデータなどは『.hyo』形式で保存されます。
ファイル容量 | 6.72 MB |
メモリにかかる負荷 | 19.2MB |
2万行のデータ | 超スムーズ |
UI | Excelに近い |
操作感 | 多機能だが扱いやすい |
インストール | 不要 |
個人でCSVエディターを使用し、マクロを扱いかつ高速に処理させたいならCassava Editorがおすすめです。
Cassava Editorはマクロ等を扱える高機能なCSVエディターです。
愛用者もかなり多いCassava Editorですが、好まれているのも納得です。
ファイルの読み込みや操作などでラグが発生する事がほとんどなく、マクロも高速に動きます。
初心者から上級者まで広範囲におすすめできるcsvエディターの一つです。
ファイル容量 | 12.4 MB |
メモリにかかる負荷 | 49.1MB |
2万行のデータ | かなりスムーズ |
UI | Excelに近い |
操作感 | マクロも使えるし、何より処理が高速なのが好印象 |
インストール | 不要 |
『表次郎』『Cassava Edito』はCSVエディターとして文句のつけようもなく順位としても同率1位でおすすめできるCSVエディターです。
あえて難点を上げるなら色分けやオブジェクトの機能など一切使う予定がない場合は『表次郎』を使う必要はないでしょう。
常にあらゆるアプリやソフトを立ち上げてるのでメモリをあまり使用したくない場合は『Cassava Editor』以外のCSVエディターのほうがおすすめかもしれません。
あくまで難点をあえて挙げただけで、これら二つのエディターは処理も高速で操作感も抜群です。
是非一度お試しください。
次点でおすすめできる優秀なCSVエディター
『表次郎』と『Cassava Editor』は確かにダントツでおすすめ出来るエディターですが、『CSVイディー(CSVED)』と『SmoothCSV』も候補から外せません。
『CSVイディー(CSVED)』は『表次郎』と製作者は同じです。『CSVイディー(CSVED)』は『表次郎』のように色分けやオブジェクトによる見た目の装飾は行えませんが、その分軽量になっています。
見た目の装飾を一切しなくてメモリーに負荷をかけたくない人は『CSVイディー(CSVED)』を使ってみてください。かなりおすすめですよ!!
CSVイディーは表次郎と同じNaoshi Sakurai様によって作られたCSVエディターです。
表次郎と同じ制作者という事もあり表次郎と比較してみる。
CSVイディーは表次郎のように色分け等は出来ないが、ファイルの容量は約4分の一と非常に小さく、あらゆる処理が高速で行えるのが特徴です。
シンプルながらもユーザーの事を考えられた作りになっていてcsvエディターとしてほしい機能は殆ど備わっています。
ファイル容量 | 1.39 MB |
メモリにかかる負荷 | 19.7MB |
2万行のデータ | 超スムーズ |
UI | Excelに近い、かなりシンプル |
操作感 | シンプルで扱いやすい |
インストール | 不要 |
『SmoothCSV』はJAVAで動作しているCSVエディターです。
あくまで私個人の体感ですが、CSVエディターの中では最も高速に処理します。
あらゆる処理に対してコンマ1秒程のラグも感じたことがありませんので、CSVエディターを多用する人には本当におすすめできるソフトです。
『表次郎』や『Cassava Editor』と比べて万人におすすめできない理由としてはやはりJAVAのインストールが別途必要になってしまう点です。JAVAを他にも使用しているなら『SmoothCSV』は星5の評価を付けれます。
SmoothCSVはマクロを使える高機能CSVエディターです。
CSVエディターの中では珍しくインストールが必要なソフトです。
更に使用する為にはJavaのインストールが必要になっています。
メモリにかかる負荷が高いのはJava自体の起動も加味している数値だからです。
処理速度に関しては文句なしの爆速ですので長く一つのcsvエディターを愛用していきたいと感じている方には一度試してもらいたいCSVエディターの一つです。
ファイル容量 | 5.53 MB |
メモリにかかる負荷 | 108.1MB |
2万行のデータ | 爆速 |
UI | Excelに近い |
操作感 | 多機能だが扱いやすい |
インストール | 必要 |
すこし独特な使い方をするならおすすめできるCSVエディター2選
これから紹介するCSVエディターは万人におすすめ出来るものではありません。
しかし、特徴的な機能を搭載しているので、使い方によってはお気に入りのエディターになる可能性を秘めています。
CSV Buddyは海外製のCSVエディターです。
操作方法は独特ですが、慣れれば問題ないと思われます。
個人的評価は星2つとかなり低くしておりますが、理由としてはファイルの読み込みの遅さです。
単一のファイルだけを扱うには問題はないと思いますが、複数のcsvファイルを扱う場合はストレスになります。
ファイル容量 | 2.28 MB |
メモリにかかる負荷 | 41.0MB |
2万行のデータ | ロードに時間がかかる(体感2~3秒) |
UI | シンプル |
操作感 | 慣れれば問題ないが、操作感は独特です。 セルから直接値の編集が出来ません。 レコードを表示し、都度saveする必要があります。 |
インストール | 不要 |
CEditorはJuraku-Software様が公開しているCSVエディターです。
マスク機能や比較機能等、便利な機能が付いています。
それらの機能を使うならかなり重宝するCSVエディターになるでしょう。
マクロ等、高度な機能は搭載されていませんが癖がなく全体的に扱いやすいです。
ファイルの容量はかなり少ないが、処理自体はそこまで早くないのが惜しむべき点です。
ファイル容量 | 511 KB |
メモリにかかる負荷 | 59.6MB |
2万行のデータ | ロードは早いが、その他の操作に若干のラグが発生する |
UI | 非情にシンプル |
操作感 | 機能は最低限だが、癖がなく扱いやすい |
インストール | 不要 |
残念ながらおすすめ出来ないCSVエディター4選
これから紹介するCSVエディターは残念ながらおすすめ出来ません・・・
これらのCSVエディターを使っているなら他のCSVエディターに乗り換える事を強くおすすめします。
Kuto Csv Editorは現役で愛用している人も多いCSVエディターです。
ファイル容量はたったの343KB!!
ファイル容量が小さいのは非常に嬉しいが、その分メモリーにかかる負荷はCSVエディターの中ではかなり高めです。
2万行のデータを扱ってる時の負荷は165MBとなっておりこれはCSVエディター以外の普通の表計算ソフトよりも高い数値となっています。
さらにタブを追加しデータ量を倍に増やした時は370MBまで上昇してしまいます。
残念ながら今の時代でCSVエディターを探しているなら選択肢からは外れてしまうでしょう。
ファイル容量 | 343 KB |
メモリにかかる負荷 | 165.9MB |
2万行のデータ | 読み込みに1秒程かかる |
UI | シンプル |
操作感 | 少し使いにくい、例えば複数のタブを開いたときに閉じるボタンがない(右クリック)から閉じる必要がある等 |
インストール | 不要 |
SmCsvEditはしもりん様が開発されたCSVエディターです
軽量のファイルを扱うならC++で書かれているだけあってそこそこ高速に処理できます。
しかし2万行を超えるデータを扱う場合は著しく処理速度が低下します。
最大の難点は文字コードUTF-8が使えないことです。
ファイル容量 | 1.52 MB |
メモリにかかる負荷 | 10.2MB |
2万行のデータ | 読み込みに5秒 |
UI | シンプル |
操作感 | すこしもっさり |
インストール | 不要 |
CsvGridEdは株式会社エイコット様が配布しているCSVエディターです。
恐らくですが、日本でこれよりシンプルなCSVエディターは存在しないといっていいほどシンプルです。
機能としては検索と置換と値の編集しかありませんが、まぁそれさえついていればCSVエディターとしては十分だ!とある意味の漢気を感じます。
といっても致命的に感じたのは2万行のデータを読み込もうとするとアプリが落ちてしまいました汗
3行のテスト用csvファイルだと問題なく読み込めたので一応機能は使えます。
現在これを使う必要性はないでしょう。
※下記メモリにかかる負担は3行のデータを読み込んだ時の負荷です
ファイル容量 | 598KB |
メモリにかかる負荷(※) | 8MB |
2万行のデータ | 読み込めない |
UI | CSVエディターの中で一番シンプル |
操作感 | 検索、置換、編集しかできない |
インストール | 不要 |
DMcsvEditorはシンプルなCSVエディターです
Shift_JIS(ANSI)、UTF-8共に文字化けしてしまいました・・・
設定も文字コードに関する項目は特になく、正直使えません・・・
まぁ、文字コード云々以前にデータの読み込みに時間がかかりすぎです。
ファイル容量 | 0.97 MB |
メモリにかかる負荷 | 26.7MB |
2万行のデータ | 読み込みに10秒程かかります |
UI | シンプル |
操作感 | 扱える文字コードが少なすぎて使えない |
インストール | 不要 |